右派弁護士の備忘録

世界文化に対する過去の日本人の態度は、自主的にして而も包容的であつた。我等が世界に貢献することは、たゞ日本人たるの道を弥々発揮することによつてのみなされる。国民は、国家の大本としての不易な国体と、古今に一貫し中外に施して悖らざる皇国の道とによつて、維れ新たなる日本を益々生成発展せしめ、以て弥々天壌無窮の皇運を扶翼し奉らねばならぬ。これ、我等国民の使命である。

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司法修習生のための即独マニュアル(高橋雄一郎)

「1 同期の他の弁護士のことを嫉(ねた)まない」
「2 節約節約」
「3 事務所と秘書
即独の君には事務所は必要ない。(後略)」
「4 ライフワークバランス
残念ながら,君の辞書にはその言葉はない。ライフワークバランスは開業してから10年後に考えたらいい。昼は営業,夜は仕事,余暇なんか楽しむヒマはないはずだ。同期の弁護士は営業してないかもしれない。でも,即独は営業が必要だ。3年も経ったら,同期の彼/彼女と比べて,十倍も二十倍も大きくなった君がそこにいる。だから今はじっと我慢だ。自分は開業してから7年経つけど,まだ一日たりとも休んだことはない。正月もお盆もね。ライフワークバランスなんて言葉は今すぐ忘れよう。一日24時間から睡眠と食事にあてる時間を控除すると十数時間が残る。これを営業と仕事と勉強に振り分けよう。重要なことは,どんな日も,営業と仕事と勉強の合計時間はその十数時間で,つねに一定だってことだ。目の下のくまは女性用のファウンデーションで隠した方がいい。はじめは,内訳は営業と勉強だけかもしれない。しかし,数ヶ月で営業と仕事が半々になり,一年を過ぎると仕事が全部になってくる。そのとき,他人から「お忙しそうですね」って言われるかもしれない。でも,「おかげさまで忙しいです。」って答えたら君は社会人として失格だ。「いえいえ,いつもヒマです。お電話一本ですぐに参上しますので,よろしくお願いします!」と言わなければいけない。自分はいまもそう言っているよ。」
「5 法人営業と提案型営業
あまり声を大にいえないのだけど,個人顧客よりも法人顧客を優先すべきだ。個人顧客はリピーターになってくれないが,法人は気に入ってくれさえすればリピーターになってくれる。営業の仕方?それを聞いている時点で終わっていると思うけど,いちおう話しておく。まず,異業種交流会には積極的に出席しよう。そして,できるだけ名刺交換だ。税理士,社労士,司法書士,弁理士,行政書士などの士業の友人を沢山もつこと。名刺もらったら,その日のうちに挨拶メールを出すこと。そして,3日以内にその会社に訪問すること。もちろん,了解を得てだけど。会社訪問は一日5社が目標。起案なんて夜やればいい。勉強会だとか研修会もできるだけ出席だ。目的は勉強じゃない。できるだけ沢山のひとと知り合うためだ。名刺は月300枚配布を目標にしよう。営業していると,潜在的顧客が何を望んでいるのかが少しずつ分かってくる。そこで,顧客が望んでいることが分かったら,勇気を出して,「是非,機会があったら私を使ってみてください!」って頼んでみよう。たいていは断られる。仕事もらえるのは10件に1件だろう。でも,100回なら,10件も仕事が来るんだとポジティブに考えよう。簡単なことだ,そのお客様がいま使っている弁護士よりも少しいいクオリティの仕事を,その人の半額でやればいいんだ。そうすると確実にリピーターになってくれる。他の弁護士から仕事を奪うことになって失礼ではないかって?「都会,それは荒野,ここは非情の掟」って言うじゃない。他の弁護士は食うか食われるかの関係で,仕事出すのはお客様だ。なにも遠慮することはない。講演会の講師の機会があれば全力でお受けするべきだ。そして,出席者の方々には個別訪問する。講演会の主催会社のスタッフには心から感謝しなければいけない。最後に一言,営業は何のためにやるのか?それは将来営業しなくてすむようになるためだ。」
「6 法律事務所営業
既存の法律事務所にご挨拶に上がって,是非,下請け起案で結構ですから,うちに仕事回してくださいって頼んでみよう。まともな弁護士なら,それなりに仕事回して報酬出してくれるはずだ。10事務所回ったら3事務所くらいから仕事もらえるよ,きっと。教官,派閥の弁護士,同期,知りあいのすべての弁護士に仕事を回してもらえるように頼もう。変なプライドなんか捨てた方がいい。即独の君にはプライドなんかないんだ。あるのは有り余る体力と気合いと根性とガッツだ。ただし,非弁提携だけは注意した方がいい。「先生,破産したい人がいるんですけど,面倒見てやってくれませんか?」っと近づく人もいるかもしれない。このへんの嗅覚は必要だ。」
「7 仕事のやりかた
電話でもメールでももらったら,とにかくクイックレスポンスだ。仕事の依頼につながるメールを2時間も放置したら社会人失格だとおもなければならない。土日含めて1日放置したら人間失格だ。まあ,土日なんかないはずだけど。仕事は,トライアルでもなんでも,とにかく速くやるべきだ。納期3週間の仕事を受任したとしよう。がんばって仕事して,納期の3日前に提出したのなら,君は社会人失格だ。依頼者は君の仕事をチェックする時間が3日しかないことになる。依頼者は,海のものとも山のものとも分からない君を使っているのだから,進捗のアップデートが欲しいはずだ。3日に一回くらいは進捗を報告し,納期の一週間前には納品する。仕事に必要な法律知識は,徹底的に調べる。弁護士としては新人でも,お客様からみたら,知らないことがあってはいけないのだ。君は本なんか買える金銭的余裕はまだないだろう。そのために弁護士会の図書館があるじゃないか。」
「8 報酬の考えた
法人クライアントが君に出すはじめての仕事はトライアルなんだから,報酬をもらえると思ったら大間違いだ。Gmailだってはじめはタダ,ディスク容量増量すれば有料になる。法人相手の1回目の仕事はタダでやるべきだ。そして,気に入ってもらえたら,リピーターになってもらう。一年もしたら,リピーターが増えるだろう。開業早々の時につきあってくれたクライアント様は一生の宝物だ。開業早々から,利益を出そうなんて考える余裕はないはずだ。まず仕事をゲットする。それから仕事を全力投球でこなす。開業1期目は赤字で当然。金はあとからついてくる。きっとたくさんついてくるよ。」
「9 仕事の幅と隣接業務,そして勉強
研修所でただけでは貸金返還請求と建物明渡ししかできないかもしれない。自分のできなさそうな仕事を受任したら先輩弁護士と組むんだ。自分自身も,1回目の仕事が控訴事件だったから,不安で,先輩弁護士に共同受任してもらった。そして,いろいろと教わった。書記官にもいろいろと教えてもらおう。労働事件だって税務争訟だって商事事件だって建築瑕疵だって特許侵害事件だって機会があったらぜんぶやろう。自分の得意分野はなにかなんて考えて仕事選ぶのはある程度慣れてからだ。巷では「弁護士にも専門が必要だ」っていう人がいる。自分も今は特許事件を専門にしている。しかし,即独のときは離婚でも建築瑕疵でも何でもやったよ。即独にとって専門性を振りかざすことは,自分の可能性を狭めることにつながる。人生は十五歳のときに持っていた無限の選択肢を一つ一つ失う過程だ。「専門」なんて言ったら一気に選択肢が失われる。専門性っていのうは,依頼された仕事を全力でやる過程で生まれるものだ。専門性を意識するのは開業数年目からでも遅くはない。隣接業務は積極的にやるべきだね。他にやること無いんだからやるべきだろう。確定申告書の作成,有価証券報告書の作成,特許出願,商標出願,法人登記,各種行政関係書類の作成,血吐くぐらい勉強してやるべきだ。「租税法は選択してません」なんて口が裂けても言っちゃいけない。(後略)」
「10 即独は勝ち組である
即独は就職できなかった負け組だなんて思ってないか?そんなことはない。就職組弁護士と違って,茨の道を進める幸せをかみしめるべきだ。就職組だって,数年したら事務所を追い出されるかもしれない。即独の君は,その経験を人より早くできるんだ。即独は負け組ではない。飛び級みたいなものだ。収入だって,はじめはキツイかもしれないが,数年したら同期の就職組の何倍も何十倍も稼いでいるはずだ。」
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