右派弁護士の備忘録

世界文化に対する過去の日本人の態度は、自主的にして而も包容的であつた。我等が世界に貢献することは、たゞ日本人たるの道を弥々発揮することによつてのみなされる。国民は、国家の大本としての不易な国体と、古今に一貫し中外に施して悖らざる皇国の道とによつて、維れ新たなる日本を益々生成発展せしめ、以て弥々天壌無窮の皇運を扶翼し奉らねばならぬ。これ、我等国民の使命である。

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古関彰一の詭弁を論破する

占領憲法がGHQの押し付けではないという妄想を持った人間が多数いるというので,戯れにその一人の意見を読んでみた。しかし,この人物,占領憲法有効論者のはずが,無効論を基礎づけてくれています。面白いね。

引用元:「古関彰一さんに聞いた」(http://www.magazine9.jp/interv/koseki/koseki.php,http://www.magazine9.jp/interv/koseki/koseki_2.php)

□こいつは特定の学者の思想しか支持していない
「憲法研究会の憲法草案を、GHQが知ってよく検討し、非常に民主的だとして高く評価していた。そして、GHQが作成した草案にもおそらくはその内容が取り入れられた。」
→だから何?美濃部達吉博士,佐々木惣一博士,清水澄博士は無視ですか。

□日本に自由意思がなかったことを自白している
・「GHQが「この法律を変えなさい」と命令は出すけれど、実際に変更を行うのは日本政府だったわけです。」
・「だから、憲法をつくるときも同じように、主体はあくまで日本政府だというだったんですね。」
・「最終的に憲法が制定されたときだって、明治憲法の改正手続きに従って帝国議会で審議して、天皇による勅語をもって受け入れるというをとった。」
→日本に自由意思がなく,『GHQが「この法律を変えなさい」と命令』を出し,ただ,日本国民を欺くために一応『主体はあくまで日本政府だという形』をとった。やはり,無効であることは明白ですね。

□さらに,押し付けであることまで自白する
「それにしても、憲法が押しつけだ押しつけだと盛んにおっしゃる方は、天皇制を非常に支持している人に多いですよね。だけど僕に言わせれば、あのときGHQが象徴としての天皇制を残した憲法を「受け入れないと天皇制がなくなってしまうかもしれないよ」とやや強引に推し進めたからこそ天皇制は残ったんです。そこを理解しないで押しつけだ押しつけだと言って、天皇制を残してくれたGHQに感謝もしないんだから、それは不敬罪じゃないの?なんて冗談を言ったりするんですけどね(笑)。そのあたりのことは、もっときちんと検証されていかないといけないなと思います。」
→『受け入れないと天皇制がなくなってしまうかもしれないよ』という脅迫の下,占領憲法が押し付けられたわけですね。なるほど。それにしても,こいつは,誘拐犯が「1億円渡さないと子供が死んでしまうかもしれないよ」と脅迫してきたのに応じて1億円交付し,子供を取り返したとしたら,「子供返してくれた誘拐犯に感謝」するんでしょうか。食糧援助と引き換えに拉致被害者を返した北チョンに感謝するんでしょうか。犯罪を助長するトンデモ言論人であることは明白ですね。天皇を人質にしたGHQに感謝することこそ「不敬罪」に該当すると思いますが,どうでしょう。

□やっぱり押し付けであることを,念を押して自白
「GHQから押しつけられたと言うなら、いったい何を押しつけられたのか。私は近代憲法を押しつけられたという言い方ができると思います。人によっては、政府は押しつけられたのかもしれないけれど、国民に対しては押しつけじゃなかったという言い方をする人もいる。同じことですね。人権が広く認められる憲法、平和に生きられる憲法、国民はいいなと思うけど権力者は困る、そんな憲法を「押しつけられた」というわけです。」
→この人,本当に占領憲法有効論者なのだろうか(笑)。あと,「国民に対しては押しつけじゃなかった」というのは面白いですね。憲法遵守義務を負わない国民にどうやって憲法を押し付けるのでしょう。近代憲法学を学んだ私には一つも理解できません。

□「9条の基本は、あらゆる人の命を大切にすること」
→拉致被害者は「あらゆる人」に含まれないらしいです。

□お決まりの9条礼賛
「9条の基本に流れる精神というのは、ただ軍事力によって他国を侵略しないということだけではないんです。それはつまり、武力によって人の命を絶たないということ、すなわち人の命を大事にするということです。」
→私に言わせると,次のようになるでしょう。「平和の精神というのは、ただ軍事力によって他国を侵略しないということだけではないんです。それはつまり、他国の侵略によって国民の自由を奪われないようにすること、すなわち国民の自由を大事にするということです。」

□ここは意見の相違
「私たちが日常生活の中で、「悪いことをしたやつは殺せばいい、監獄に入れればいい」と簡単に言っているようであれば、それはほとんど戦争の論理と変わらない。「あの国は悪い国だから攻めたっていいんだ」ということですよね。」
→ミルの自由論以来,国民の自由を防衛するため,国内の害悪に対しては警察(そして裁判・刑罰),国外の害悪に対しては軍隊(そして戦争)がこれにあたるというのが,文明国の通例です。

□もはや意味不明
「軍事力ではなく人間の知恵である言葉で問題を解決しようというのが憲法9条の精神です。だから、9条をいつまでも命あるものにしておくためには、日常の生活の中でも、あらゆるところで「人の命を大事にする」ということを基本にしておかないと。そうでないと、気がついたら9条は残っているけど外堀は全部埋められていた、みたいなことになりかねない。」
→拉致問題を「軍事力ではなく人間の知恵である言葉で」「解決」できると思っているのでしょうか。正気ですか。「人の命を大事にする」って,国内の日本人の命を守るためには,横田めぐみさんの自由を無視するのですか。平和って素晴らしいね。
「ある憲法学者に言わせると、「憲法9条を持っている日本には、本来でいえば死刑制度は存在し得ないはず」だそうです。死刑制度の問題に限らず、そういう思想はとても大事だと思うんですよ。」
→笑

□内政干渉も正当化。ここまでくると滑稽
「それからもう一つ、押さえておかないといけないと思うのは、改憲は日本だけの問題じゃないということです。かつて憲法は、国の最高法規と言われていました。だけど、いまやそれだけではなくて、近隣諸国が承認しないと新しい憲法はできないという時代になっている。
 たとえばヨーロッパを見てもそうです。ポーランドやハンガリーは、民主化後に憲法をつくるとき、フランスやドイツから学者を呼んで議論をしました。特に人権条項についてはかなり普遍性が生まれてきていて、たとえばEUに加入するためには死刑を廃止していないとならないとか、こういう人権を認めていないといけないとかいった規定があります。
 それと同じです。9条改正は日本人にとっても脅威だけど、近隣諸国にとっても脅威なんですよ。」
→この人によると,「国の最高法規」であるはずの憲法について,「近隣諸国が承認しないと新しい憲法はできないという時代」になったらしい。民族自決も無視ですか。すごいですね。日本人も中共の憲法やコリアの憲法に口出しできるらしいですよ。内政不干渉という国際ルールも完全無視。日本もガンガンシナやコリアに内政干渉しましょう!
それに「たとえば」が例示になってない。外国から学者を読んで意見を聞くことがどうして「近隣諸国」の「承認」?帝国憲法だってお雇い外国人やドイツの法学者の意見を聞いて作りましたが何か?それに,EU加盟の条件って,どこが「近隣諸国」の「承認」なの?加盟しない自由がある以上,「近隣諸国」の「承認」なんて存在しません。そもそも,こいつはシナや北チョンの脅威を一切無視。日本だけが脅威とするお花畑の住人。

評価する価値のない作文でした。
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芦部の詭弁に対する反論

①帝国憲法には占領中憲法改正禁止規定などない,との主張について

 「最近は占領中の憲法改正を禁止する若干の例があるが、これはその国の特殊な経験にこりた特殊な立法であつて、占領中、国が自由意思を喪失している場合に憲法改正をしてはならぬということは当然のことであつて、書いていないのが通例なのである。しかし、書いてないことが一層たいせつなのである」(井上孚磨)。 

…例えば,民法の話になるが,我が民法典には,「私的自治の原則」(民法の超スーパー大原則)などの規定は「書いていない」。これは,「当然のことであつて、書いていないのが通例なのである」。そして,「書いてないことが一層たいせつなのである」。また,司法試験受験生であれば,違憲審査の判断手順(基準やその具体的適用)について学ぶだろう。論文ではそれが全てと言ってもいい。しかし,これらは全て憲法の条文に書かれていない。まさに,「書いてないことが一層たいせつなのである」。そんなことも分からない屑どもに,法学を学ぶ資格はない。まして,帝国憲法には,その手掛かりとなる「憲法及皇室典範ハ攝政ヲ置クノ間之ヲ變更スルコトヲ得ス(第75条)」という規定が存在する。にもかかわらず,憲法学者は,学者としての良心をかなぐり捨てて,詭弁に満ちた砂上の楼閣の建設に熱中している。更に言えば,この極左のクズどもは,イラク戦争の際,「イラク人自身に自主的に憲法を作らせるべきだ!アメリカが押し付けるのは間違いだ!」と絶叫していた。しかし,この理は,日本には適用されないらしい。「二重の基準」を勉強し過ぎたため,二枚舌を使うことに慣れてしまったのだろうか。



②ハーグ陸戦法規は適用されないとの主張(戦争中の占領ではない) について

「なお、日本の占領は降伏後の占領であつて戦争中の占領ではないから、ハーグ陸戦法規の適用を受けないとする説もあるが、これははなはだしい誤りである。戦争中でさえも現行法律を遵守せよと命ずるのが国際法なのであるから、いわんや事後の占領下においてはさらに厳格、高度に順法を要求するのが国際法の精神であるといわなければならない」(菅原裕)。 

…正論過ぎる。このような解釈は,「勿論解釈」といわれる(「…なのであるから、いわんや…」という解釈)。これは,①の「書いてないことが一層たいせつなのである」との考えにも通じる。曲学阿世の憲法学者は,どうしてもハーグ陸戦法規を適用したくない,ただそれだけなのである。学者の良心など一ミリも存在しない。逆にいえば,この連中は,「戦争中他国の法規をいじってはいけないが,戦争に勝って降伏させればその後自由に他国の法規を変えることができる」と言っているに等しいのであって,「国際法遵守!,国際法遵守!」と表面では叫びながら,その実「国際法など知ったことか」というのが彼らの本心なのだろう。

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